投資

グリフラの被害者、ついにmaneoを相手取り集団訴訟へ!

ついにmaneoを相手取り集団訴訟へ!

 

NHKのニュースでも報道されたようです。

ヤフーニュースにもあがってました。

ネットで高めの利回りをPRして事業資金を募るソーシャルレンディングで最大手の「maneoマーケット」(マネオ、東京)などを相手どり、

個人投資家57人が計約11億円の損害賠償を求める集団訴訟を8日にも東京地裁に起こす。

ウソの説明で投資を勧誘され、損害が出たとしている。原告代理人の鈴木英司弁護士によると、

ソーシャルレンディング業者への賠償請求訴訟では過去最大。

被告はマネオ、ファンド事業会社グリーンインフラレンディング(GIL、東京)、

再生可能エネルギー開発会社JCサービス(大阪)など4社と、GILとJC社の中久保正己社長。

原告はマネオの勧誘でGILに投資した北海道から沖縄までの会社員ら57人。

虚偽説明がなければ出資しなかったとして、投資金全額の支払いを求める。

マネオによると、GIL向け資金は134億円分が延滞となっている。

資金の行方は多くが不透明だが、15・5億円は近く投資家に戻る見通しとしている。

GILとJC社は7日、「募集額の60%程度は返済のめどが立つ」との声明を出した。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190307-00000107-asahi-soci

 

maneoからのメールは前兆だった

 

今までずっとごまかし続けてきた内容のメールが来ていたのに、

2月20日と2月28日で変化がありました。

要するに、maneoは裁判を起こされることを知っていたので

こういう声明を急いで出したのだろうな、と腑に落ちました。

 

2月20日のメール

投資家の皆様へ

「株式会社グリーンインフラレンディングを営業者とするファンドにかかる資金の分配に向けて」

株式会社グリーンインフラレンディング(以下「GIL 社」といいます。)を営業者とするファンドについては、
2018年11月12日までに株式会社JCサービス(以下、「JCS社」といいます。)
ほか計2先から約15.5億円がGIL社に入金されたことを確認しております。
また、現在もその資金は適切に管理されていることを確認しております。

弊社では、GIL社を営業者とするファンドについて、
投資家の皆様に貸付先における資金使途(返済原資となる対象事業)を明示して出資を募っていたことを踏まえ、
GIL社に入金された資金がどの対象事業を原資として返済されたものかを確認したうえで、
当該対象事業に対応するファンドの償還・分配を進めていくことが適切であると考えております。

こうした考えの下、弊社では2018年7月以降、GIL社及びJCS社(以下「両社」といいます。)に対し、
GIL社に入金された資金がどの対象事業を原資とするものか確認できる資料等の提出を再三にわたり要請して参りました。
しかしながら、現時点においても、一部の資金については上記の特定に至っておりません。

こうした状況を踏まえ、弊社では、

・GIL社に入金された資金のうち、
GIL社を営業者とするいずれかのファンドの対象事業を原資として返済されたことが確認できたものについては、
当該ファンドの出資者へ償還及び分配する

・GIL社に入金された資金のうち、原資の確認ができないもの、
また、GIL社を営業者とするいずれのファンドの対象事業にも該当しないものについては、
全ファンドの元本に平等に充当し、各ファンドにおける投資家の皆様の元本額に応じた平等分配を行う

ことが、出資者の皆様の公平性を確保する観点から適切であると判断しております。

弊社は、係る方向性で両社との協議を引き続き進めることとし、
その進捗状況や平等分配の方法につきましては、2月28日までに改めて報告致します。
また、GIL社が現在管理する資金については3月中を目処に償還及び分配を実現いたしたく考えております。

大変ご心配をお掛けしており申し訳ございませんが、
弊社は該当投資家の皆様への分配の早期実行に向けて引き続き鋭意努力してまいります。

2019年2月20日

maneoマーケット株式会社

引用;maneoマーケット株式会社からのメールより

2月28日のメール

 

「株式会社グリーンインフラレンディングを営業者とするファンドにかかる資金の分配に向けて」

株式会社グリーンインフラレンディング(以下「GIL 社」といいます。)を営業者とするファンド
にかかる供託金を含む資金の約15.5億円の分配・償還を3月中に実現するべく、弊社は2月21日にGIL社
に下記(1)、(2)を伝達し、これに則った分配・償還を実施することを要請いたしました。

(1)対象ファンドの出資者の皆様への分配・償還について

【方針1】
GIL社に入金された資金のうち、GIL社を営業者とするいずれかのファンドの対象事業を原資として
返済されたことが確認できたものについては、当該ファンド(以下「対象ファンド」といいます。)
の出資者の皆様へ償還及び分配する。

以下の(i)及び(ii)に該当する場合においては、対象ファンドの出資者の皆様への分配・償還を行っても、
出資者の皆様の間での公平性を害するものではないと判断しました。

(i)対象ファンドの対象事業の売却代金や第三者からの借入金を原資とする返済の場合、
売買契約書や金銭消費貸借契約書などにより売却や借入の事実など返済原資を確認できること。

(ii)対象ファンドの対象事業が、対象ファンドの資金、及び、
GIL社を営業者とするファンドの資金以外の資金によって開発されたと評価できること
(例えば、これ以外の資金が使用されていたとしても、対象ファンドにおける貸付への返済額から
上記資金相当額を控除した残額については、対象ファンドの資金、及び、GIL社を営業者とする
ファンドの資金以外の資金によって開発された部分と評価できる。)

(2)平等分配について

【方針2】
GIL社に入金された資金のうち、原資の確認ができないもの、
また、GIL社を営業者とするいずれのファンドの対象事業にも該当しないものについては、
全ファンドの元本に平等に充当し、各ファンドにおける出資者の皆様の元本額に応じた平等分配を行う。

GIL社に入金された資金のうち、上記(1)(i)及び(ii)に該当しないもの、
並びに、GIL社を営業者とするいずれのファンドの対象事業にも該当しない事業の売却代金を原資と
するものについて、当社は、各ファンドにおける貸付金の元本額に応じた平等充当を行ったうえで、
各ファンドにおける出資者の皆様の元本額に応じた平等分配を行うのであれば、出資者の皆様の間での
公平性を害するものではないと判断しました。

早期に分配・償還を実現したいという認識については、当社及びGIL社双方で共通しており、
当社は、GIL社と再協議を実施し、あらためて上記方針に則る分配・償還の3月中の実現を目指します。
今後の進捗状況や償還・分配の方法につきましては、3月15日までには改めて報告いたします。
大変ご心配をお掛けしており申し訳ございませんが、弊社は出資者の皆様への分配の早期実行に向けて
引き続き鋭意努力してまいります。

2019年2月28日

maneoマーケット株式会社

引用;maneoマーケット株式会社からのメールより

被害者である個人投資家が非難される

 

訴訟を起こされている方はかなりの額を投資されているようで、

この訴訟組なのかは不明ですが、中には全財産近いお金を投資されていた方もいらっしゃるようでした。

 

ヤフコメにはこの被害にあった個人投資家たちを非難するような

コメントが溢れていて悲しくなりました。

 

リスクがあるのは分かっていたけど、

今まで一度も延滞を起こしてこなかったし、

ソーシャルレンディングをゴリ押しするブログも沢山あり

もちろんソーシャルレンディングのリスクは語りつつも

いかに素晴らしい投資方法かが書いてあるので

「ソーシャルレンディングをやらないなんて損!」

「一定期間お金を預けておくだけで、銀行の金利よりはるかに良い金利が得られる!」

なんて個人投資家たちに夢を見させてくれたのでした。

そして私もソーシャルレンディングは素晴らしい!と当初思っていました。

 

それに、「資金が本来の目的以外で流用されていた」

そんなリスクは個人投資家たちは当初考えついたでしょうか?

 

案件も選んで投資したはずです。

ですが、案件にかかわらず分配や償還はストップされたのです。

 

被害者にお金は戻ってくるのか?

 

過去記事に書いたのですが、訴訟を起こしてしまうと戻るお金は0または少なくなる可能性があるとのことでした。

グリーンインフラレンディングの件は騒ぎ立てず見守ることが得策か恒例の金曜日のメールは変化なし もう飽き飽きな感じですが、9月7日(金)にmaneoからメールが来ました。 内容はいつも...

 

訴訟を起こしてる方は一千万単位で投資されていたようなので、

このまま泣き寝入りするよりも訴訟を!

という気持ちになったと思います。

対応が不誠実だったので、「信用できない」という印象を私も持ちました。

なので、訴訟に踏み切ったことは個人的には「よく頑張ったなー」という

応援の気持ちに近い気持ちを持ちました。

 

以下は前回も参考にさせて頂いたブログ、ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト様の記事より

引用させて頂きました。(改行と色付けは私)

 

今回の提訴は投資家全体への元本償還に対してマイナスと考えています。

仮に訴訟した側が賠償金を得られたとしても、その分maneoマーケットの体力は落ち、

その他の投資家への元本償還はもっと少なくなる。全体ではより少なくなる。 

それを懸念しています

引用:https://quadstormferret.blog.fc2.com/blog-entry-1700.html

とても参考になる記事ですので、被弾された方は是非ご覧頂ければと思います。

グリーンインフラレンディング遅延案件について、JCサービスが2回目の返済見通しを発表、この調子で頑張って、しかしよりによって同日NHKニュースがソーシャルレンディングの問題を伝える!!

 

まずは、3月に分配があるかどうか・・・ですね。

3月15日の報告待ち。

 

集団訴訟でメディアの注目を浴びたのは良いこと

 

戻ってくるお金は少なくなったとしても、

今回の件で少なくともNHKのニュースウオッチ9などに取り上げてもらえて良かったと思っています。

メディアにこそこそとメールを送ろうとしていた矢先に

メディアの方から報道が!嬉しいことです。

 

私はこの放送を見逃してしまいましたが、上記で紹介させて頂いたブログでだいたい内容を把握できました。

 

テレビで取り上げてもらえないと、やっぱり人ってなかなか動かないんですよね。

その点、注目が集まってどこも対策をせざるを得ない。

 

ソーシャルレンディング側も、国も、そして個人投資家も。

 

私にとってのソーシャルレンディングの今後と個人が発信するブログの責任

 

ソーシャルレンディング自体がなんだか怪しげなものと捉らえかねない、せっかく大きな可能性があるのに台無しになってしまいます。

まずは業者自ら信頼回復に努めるべきではないでしょうか(同番組、有馬嘉男キャスターの特集における結びの言葉)。

引用:https://quadstormferret.blog.fc2.com/blog-entry-1700.html

 

また引用させて頂きましたが。。

有馬キャスターの言葉って

ごめんなさい・・・

個人的にいつも

「はいはい、お決まりのキレイごと」と失笑してしまうのですが。(苦笑)

 

個人的意見で申し訳ないのですが、

恐らく、私と同じくらいの歳(30代前半)の方も多く今回犠牲になっていると思うんですよ。

結婚資金として貯めていたお金をつぎ込んだって方もいらっしゃるそうだし。

 

投資は余剰の資金でやるのが決まりです。

ですが、個人として発信しているブログなどで

かなり魅力的に書かれているソーシャルレンディングたち。

 

私はそこにも問題があると思うんですよ。

もちろん、本人がやっていて人に勧められると思っているからブログを運営している。

でも、ソーシャルレンディングの会社からもアフィリエイターとして報酬も貰っている。

大体ソーシャルレンディングのことについて詳しく書かれているブログには

広告のバナーがあります。

 

私もたまにアフィリエイトはやっているし(アフィリエイターとしての収入はあるかは別としてw)、

ソーシャルレンディングで自分が実際にやっているSBIのSLはここでも貼らせて頂いていました。

もちろん、真実とリスクを記載した上で。

私は延滞が発生した時から今はオススメできないと表記しました。

 

大体、金融系のアフィリエイトって単価も高い。

だから、みんな情報を書いてオススメする。

そしてそこには真実はあるものの、投資家に夢を見させるような内容で書いてあるので

 

個人投資家は思うのです、

「この人が薦めているし、何か信頼ができそうだ!

よし、思い切って○○の資金を〇カ月間預けてみよう!

〇カ月経てばお金は増えて戻ってくるんだし!」

 

そんな感じで、安易な気持ちになった方も結構いると思うんですよ。

 

私もその一人です。

ソーシャルレンディングを始める前に

色んな方のブログで見てその魅力を知りました。

 

そこで当初は10万円だけだった投資額も35万円までに増やしてしまいました。

良い投資方法を見つけた!この人が書いていることは信頼できそうだし、大丈夫!

という風に気持ちが高揚していたのも事実でした。

 

私はアフィリエイトを否定するわけではありません。

本当にいい商品を世に広めてくれるツールでもあるし

いつの時代も営業や広告は必要なものです。

だた、現代のネット社会において、情報をゆがめてしまう面もあることを

消費者や読者は知っていなければいけませんね。

 

そして発信者も。

自分のブログの影響力についてよく考えてもらいたいです。

 

ハッキリ言って、ソーシャルレンディングで日々発生している延滞や

よくわからない仕組み、そしてソーシャルレンディングに対しての法整備

色んなことを改革していかないと

この投資は「胡散臭い投資」というイメージを植え付けて

だんだん廃れていくと思います。

 

少なくとも私はもうソーシャルレンディングはやらないです。

もし今後することがあっても、この投資の信頼の回復があった後です。

 

参考になる掲示板:

情報交換の場となっております。グリフラの被害者の方は是非ご覧ください。

RENDER=TOWN グリーンインフラレンディング 掲示板5
グリーンインフラレンディング(JCサービス)掲示板

マネオマーケット株式会社に関する集団訴訟|集団訴訟プラットフォーム enjin

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